あり得ない女(ひと)
先日、電車の中、僕のすぐ後ろでトコロテンをすすった男性のことを書きましたが。
どっこい。
それを越える
インパクト&ハート・バイブレーション
に遭遇しました。
そう、昨夜、電車に乗ったのですが。
外は雨模様、込み合う車内はムシムシと人々の汗の酸っぱ~いヤバイかほりが充満したいまいした。
いかん。
吐きそうだ。
このムレムレの中で、酸っぱい系のかほりは危険だ。
右隣に座る女性は巨大なヘッドフォーンを耳にあて、携帯電話をいじっている。
そうか、自分の世界に閉じこもれば、この酸っぱさも気にならないのかも。
僕も彼女を見習って…。
うおおっ!?
突然、僕の顔のすぐ右手から、更に酸っぱいかほりが強烈に漂い始めた。
ついに、酸っぱいかほりに耐え切れない右隣の女性が吐いたのか?
僕は、おそるおそる女性の方に顔を向けた。
間近で人が吐く光景を見るのは耐え難いが、しかし相手はうら若い女性だ。
ここ人助けだ! お嬢さん! 大丈夫ですかあああああ!?
しかし、隣を見た僕が目にしたのは、かつてない信じられない光景であった。
その女性は、
電車の中で、サラダを食べていた。
あり得ない。
しかも。
酸っぱい系のドレッシング。
その女性は、頭にヘッドフォーンをかけたまま、右手に持った携帯電話で忙しくメールを打ちながら、左手に持ったファーストフードのサラダボールを、僕の、すぐ顔の隣にグイグイと近づけてくる。
酸っぱいドレッシングのかほりをどうぞ
と言わんばかりだ。
満員電車特有の汗の酸っぱいかほりと、サラダドレッシング特有の酸っぱいかほり。
その素敵なブレンドに、さすがの僕も、本当に、本当に、ホントーに気が遠くなった。
なぜ?
なぜ、電車の中でサラダを食べる?
しかも携帯メールを書きながら。
家に帰ってから食べるわけにはいかないのか?
…いかないのだろう。
いったいどういう精神構造なら、それができるのだ?
満員電車の中でサラダを食べるデンジャラス・ガール。
人は、君をこう呼ぶ。
クライング イーティング・フリーマン(自由人)。
by 池上遼一(これはウソ)
- 2006年8月31日(木)
- イクニ
