メリークリスマス10周年

今日は『少女革命ウテナ』テレビシリーズの放送終了10周年(多分)。
しばらく“某作”とか書いていましたが、トピックスでもお知らせしたように、現在『少女革命ウテナ』をリニューアル中です。仕様や詳細に関しては、おいおいブログでメイキングやら告知が出来ればと思っています。
(…っていうか、まだハッキリと言えないことが多い)
 
さて。
先日、高円寺の某ビデオスタジオに行ってきました。ウテナのビデオ編集です。
 
第25話 「ふたりの永遠黙示録」
第27話 「七実の卵」
 
24話、26話は、段取り的な事情で作業は後日となる。
25話。夜の車のシーンはセルの重ねも多く、猛烈にフィルムの汚れが目立つ。後の話数でバンクとして使っているカットも多々あるので修正作業は大変だ。
26話。突然思い出した。途中、ヘタな歌声で「夜明けのスキャット」がかかるが、これもしかしたらオレの声かも?ラストカット、一瞬のアンシーの悲しそうな表情。これはチュチュ担当の金子の味か。
 
第25話。
突然、西園寺がパワーアップして再登場。なぜ西園寺はパワーアップしたのか? もちろん理事長の車に乗ったから。では、なぜ理事長の車に乗るとパワーアップするのか?
当時、こういう話をスタッフ間でしていた。
 
A君は中小某社のサラリーマンでした。
仕事は小器用にこなせていたので、会社からは重宝されていたのですが、当人は、仕事に対してモチベーションを維持することができずにいました。
これは自分のやりたい仕事じゃないだろう。。。
意を決したA君は「辞めたいのですが」と社長に打ち明けました。
「まあ、まて。今日、一緒に晩飯でもどうだ?」
A君は、とあるお寿司屋さんに連れて行かれました。そのお寿司屋さんは、看板が出てなく、通りの奥まったところにありました。
これが一見さんお断りのお店…。
A君は、回転寿司以外のお店に来たのは初めてでした。
お寿司屋さんといえば、どこかにメニューが置いてあったり、板さんの後ろにネタが書かれてあったりするものだと思っていたのですが、そこは何処にもネタが書かれていません。
にもかかわらず、A君の板には、よいころあいで次々と(「中トロ」とか「環八カンパチ」とか、ネタを言わずとも)板さんが“にぎり”置いてくれるのです。
しかも。ひとつぶ、ひとつぶが、これまで食べてた回転寿司とはまるで違う食感なのです。
こ、これが一見さんお断りの店!
そのとき、黙って隣で晩酌していた社長が一言。(※社長はお寿司を食べずに、晩酌で刺身をつまんでます)
 
社長:ここちいいだろう?
A君:え!? …ええ(おどおど)。
社長:オレと一緒にいれば、毎週、こういう店に来ることができる。
A君:毎週!
社長:次に行ってみるか?
A君:(ゴクリ…)
二人はネオン輝く夜の繁華街へ消えていった…。
 
翌日。
A君は別人のようにピカピカの顔をして、職場に現れた。
A君:僕は昨日までの僕とは違う。
周囲の人たち「?」
A君:僕は全てを見た。知った。世界の成り立ちを。だから僕にもやれる!
その日から、A君のモチベーションは上がりまくり、会社を辞めるなんて話はすっかり忘れてしまっていた…。
 
そんな話があったとさ。
次回、“成功者はボンネットに乗る”につづく。
(つづかないな…多分)

すぐ撃つ

某ビデオスタジオのオペレーターT村さんとの、ある日の会話。
 
T村さんは僕と同世代でヤマト・リアルタイム世代。しかも。後に寺山にハマって上映会で「書を捨てよ街へ出よう」なんかも観ているという、僕と趣味が近い既得な人。
そんなT村さんと、先日の某嬢の「ヤマトはすぐ波動砲を発射するからつまらない」発言について意見交換したりする(仕事中に!)。
 
オレ:最近の若い人は、そんなこと言うんだよ。まあ確かに後の続編では撃ちまくってるから、その印象なんだろーなー。僕かぁ、一作目しか認めてないんだよね。僕の中では“その後の一連の続編”はない。大体、一作目は、全26話もあって、そんなに撃ってないんだよ。“浮遊大陸”“アルファー星のコロナ”“バラン星の人工太陽”“ガミラス星の火山”…ほら、四回しか撃ってないよ。
 
T村さん:そうですよね。でも一作目は総集編の映画になってますからね。新規の人は、みんなそっちからDVDを観ちゃうんじゃないですか。映画は、内容をはしょっているので、バタバタの展開でつまんないですよねー。“バラン星の人工太陽”をカットしてますから、波動砲も三度しか撃たないし。20分に一回、撃つ感じですかね。
 
オレ:すぐ撃ってるっ!
 
※ホントはそんなに撃ちません。

文化庁メディア芸術祭

審査に携わらせて頂いた、文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表されましたよ。
 
審査過程では喧々諤々、色々あったのですが、結果、受賞作品はどれも素晴らしく、喜ばしいことです。
にしても、あの日程で200タイトル以上の作品を観るのは本当に大変でした。
特に、個人的に11月は大変でしたよ、ええ。
心も身体もメロメロ、ズタズタ、壊れてしまうんじゃないかとか、ちょっと泣きが入ったり(笑)
 
そんな中でも、なんとか乗り切れたのは、やっぱり「一生懸命作った人たちがいる!」という、その事実につきます。
みなさま、お疲れ様でした。

某ビデオスタジオにて

先日、高円寺の某ビデオスタジオで果てしの無い作業を終電までしてきましたよ。
 
やっぱり、スタジオのみんながこのブログを見ていました(笑)。
書き込みがバレている…。
よし! こうなれば…と居直って写真撮ったり。
 
先日観た『ブレードランナー』のDLPの話とかして。
あまりに綺麗な画面に驚いた話。みんな参考に観れ…とか。
 
作業話数。
21話 虫。(途中から)
22話 記念館。
23話 条件。
 
22話。
記憶していたより、画面が明るい。作業は大変になるかと思ったが、予想していたよりスムーズに進む。
K林さんの美術が冴えている。アンダーな話だから美術も暗く…とは決してしない。単なる回想…ということではなく、配色が、まるで時間が止まっているような、夢のような感じをうまく表現している。
ビジュアルイメージは北村想の舞台「碧い彗星の一夜」。学生時代、ポスト寺山を探して舞台を観まくっていたときに巡り合った一作。ガラス張りの温室。隣接するサナトリュウムに蠢く白衣の研究者たち。果たして彼らの研究とは。“その夜”は世界滅亡前夜なのか。やがて見上げる彼らの目線の先に、彗星が流れてゆく。それは世界滅亡の閃光なのか…。そんな内容だった(気がするが違うかも)。ビジュアルが印象に残っていて、本話数に影響があったかもしれない。
繰り返し出てくるカートは、視界の端に、たえず張り付いている“死”のアイコン。地下室に沢山あった、あの棺おけ。雰囲気は『ジェイコブズ・ラダー』みたいな感じで。コンテのM本さんとは、打ち合わせのときにそんな話をしたような気がする。
が。
上がったコンテをリテークして、M本さんが激怒。「打ち合わせどおりじゃなか!」と。まったくもって、こちらの後だしジャンケンで申し訳なかったが、どうしても、もう一捻りアクロバットが欲しかった。人によるが、コンテはこちらで修正する場合と、リテークして本人に直してもらう場合がある。人によっては修正されたことをマイナスと捉えてモチベーションを失う。こちらで修正するとM本さんは作品から降りてしまうだろう…。「直してくれ」「直さない」と、しばらく押し問答。とても厳しい会話をした。結局「じゃあ、結構です」とコンテを引き上げた。
M本さんは、この後も作品に残ってくれたが、この時のことを思い出すと今も胸が痛む。
“指差しマーク”の意味を、よく質問されるけど、もちろん、こんなところには書けません。
 
23話。
こちらも記憶していたより画像が明るい。作業も比較的スムーズに進む。
コンテのH本君は『ジェイコブズ・ラダー』を観ていた(あるいは僕がLDを貸したのかもしれない)ので話が早かった。が、上がってきたコンテはホラー色が強すぎて(そりゃそうだ)、リテークする。「あんたがやれって言ったんじゃん!」と、やはり抗議された(当たり前だ)。「恋愛色をね、女の子にふられる感じとかさ…」なんて話をしたような。女の子の話をすると、H本君は俄然と前のめりに乗ってくる。だからH本君とは、いつも女の子の話をしていたような気がする。
記念館に貼り付けれている額の中の絵が、今回、HDでクッキリハッキリ。記念館に眠る人たちのパーティー風景。なんて『シャイニング』。しかし、そこにはスタッフの飲み会の風景が(笑)。M倉Pがマイク片手にカラオケを熱唱している姿もハイクオリティで再現(いやー)。しかし、凄いなーHD。こんなに見えるとは。
この話は単に2クール目の最後というだけではなく、最終話への布石となっている。
一番残酷なのは“忘れられてしまうこと”なのではないか。。。。そんなことをボチボチと考えていた。
大切なことを忘れてしまった王子様。祈り続けていたお姫様は、やがて心が凍りつき…。
そこをキーワードにして、3クール目の展開を考えてみた。

やる?

いくにぃさまへ。
 
ゴルフ、やります?
 
今ならもれなく
とも蔵と同じレベルで始められますよ~!!(*^_^*)
  
アメリカと違って
若干割高ですが(^_^;)
 
§とも蔵(*゜ω゜*)§

やっぱ終電

高円寺の某ビデオスタジオに、今日も篭って果てしない作業。
まだテレビも終わってないのに、某劇場をどうするかという話とか。
前のマスターは、中盤のダンスシーンで、夜空(宇宙)が、まったく再現できていなかった、今回は大丈夫か? という。
さすがに今回はHDだから大丈夫だろう…と楽観的。
が…、誰もネガの状態がよくわからず…。
急遽、カラコレ担当者のKさんは、テスト確認のために大阪のI社に出張が決定!?
 
話せば長くなりますが、今回、テレシネは全て大阪のI社で行っているのです。
なぜか?
実は日本で、ウェットテレシネが出来るのは大阪のI社だけなのです。
 
ウェットテレシネとは。
いわゆるフツーのテレシネは、フィルムをビデオで撮影する行為のこと。
ただし。
どんなにビデオカメラのレンズをフィルムに近づけたとしても、くっつくほどに近づくことは出来ません(そんなことをすると、真っ暗になって写らない)。どーしてもビデオカメラレンズと、撮影対象のフィルムの間には、「空間」が出来てしまいます。
そこに!
「ホコリやチリ」が入り込んで、いわゆる「ゴミ」がテレシネ画像に写りこんでしまうわけです。
ほら、昔の洋画とテレビでみると、チラチラと糸くずとか写っているでしょ。極端に言うと、ああいうことになるわけです。
 

で、ウェットテレシネですよ。
特殊な溶剤にフィルムを漬け込んで、その溶剤の中でビデオ撮影する!…という技術なのです。
つまり『液体の中で撮影するから、ホコリは写らんだろう』という理屈です。
いやあ、凄いね! 日本の技術!(大阪の技術だが)
 
 
それはさておき。
今日は
 
17話 (途中から) 巻き毛の人の話。
18話 もどかしい少年の話。
19話 風見鳥の話。(途中まで)
 
17話のSさんの告白に、スタッフ爆笑。この人の性格は好きだ。
18話、久しぶりにマジマジと見たが、これもエロスな話だ。我ながらよくテレビのゴールデンで放送した。同級生の少女、面白い声してる。誰だろう?
19話、フィルムの状態がいい。久しぶりにスムーズに進む。
 
はい、今日も終電でしたよ!

ちょっと激論

八重洲の某所で、文化庁メディア芸術祭の最終選考。
 
まったりと…と思っていたのですが、突然、自分の押す「***が選ばれない? そんな」と緊張する展開になり、突起として議論に熱が。
いや、他人事だと思っていたのに、熱くなるとは。
 
受賞作品の発表は来月だそうです。
お楽しみに。

終電

高円寺の某所で某作品のビデオ編集。
この数回、とてつもなく時間がかかっている。午後2時に入り、終わるのが終電間際。その間、食事もせずに、ぶっ通しでやっているのだが、この作業のスピードは…。
本日の作業
 
第15話 双子の話(の後半から)
第16話 牛の話
第17話 巻き毛の話(の前半まで)
 
まだ全体の半分も出来ていない…。
(今年早くからやってるのに!)
 
どうして、これほどに時間がかかるのかと言うと、ひとえにHDだから。
綺麗になりすぎて、これまでごまかせていたゴミや傷、映写の揺れが、とても目立つ。
同時に、ネガ原版に問題が発見されることもしばしば。
「どうする?」とオペレーターさんと考え込む。
「前は(以前のビデオマスター)は、どうなってるの?」
(確認して)
「XXXしてごまかしてますね」
「ああ…あの画質ならごまかせたかな…」
 
そんなんで作業が中断して、1時間ほども話し合うことになったり。
 
そう言えば…。
「そのうち何とかしよう…。今度ネガを差し替えておこう…」なんて考えていたことを思い出す。
 
いやあ。
「そのうち」「今度…」が10年後とは!
 
…にしてもな。
双子の話はエロス度高い。

ニュー…

いくにぃさまへ。
 
ハッピーハロウィン!
日本じゃ、あまり馴染みがないけど、
うさみみ付けてハロウィンパーティ(?)して来ました(^_^)v
 
 
 

ニューハーフバーで・・・(^_^;)
 
 
 
楽しかったっす!!
いくにぃさまは、どんなハロウィンでしたか?
 
§とも蔵(*゜ω゜*)§

寝不足!

この二週間で、今年放映・公開された、テレビ・劇場のアニメ作品のタイトルを、120本ばかり観ています。
すでにオフィシャルに公開された情報でご存知の方もいるかと思いますが、今年の某映画祭で審査員とかをやることになったのです。
 
もうフラフラです。二週でこの本数観るのは無理だ…。
いやいや、しかし寝ずに制作したスタッフのことを思えば…。
 
意外な作品が! という出会いを僕も期待しているのですが、どうなりますやら。