初日

昨日、劇場版ウテナの上映の初日でした。
さいとう先生とのトークショーにお越しの皆様、ありがとうございました。
そんなに人は来ないだろう…と予想していたのですが、立ち見のチケットまで完売のソールドアウト。満員の劇場に感激しました。
ありがとう。
リマスターが大変だった分、やってよかったなあ…とシミジミ。
 
トークショーも盛り上がりましたね(と、自己完結してみる)。
…って、本当はもう少しシリアスな話もしようと思っていたのですが、気がつくと、話の流れがアレなことに!
 
…でも、楽しめたでしょ?(こそっ)
 
公開は来週の金曜日(27日)まで続きます。この機会に、是非、大画面で。

しんぽじゅうむ

今頃ですが。
13日に、国立新美術館で行われた文化庁メディア芸術祭のシンポジュウムに出席してきました。
りっぱな美術館! そういえば去年、モネを見にきたことがあった。。。
わざわざ来てくれた人、ありがとー。
 
さて。
ようやくウテナの作業も終盤。…というか、もう終わらないと発売に間に合わない。いやー長かった。
後はパッケージ周りとか。
 
書き忘れていましたが、随分と応援のメールを頂いてます。
特に、去年末の誕生日に、色々な写真を一緒に送ってくれた方々もいました。見ていると癒されます。ありがとー。
 
今週末は、いよいよ劇場版ウテナの舞台挨拶。
新作でもない作品に、果たして人が集まるのか? という若干の不安がありますが(笑)、来られる人は、そこでお会いしましょー。ではでは。

食べた!

審査員をしていた、文化庁メディア芸術祭の授賞式に行ってきました。
受賞のみなさん、おめでとうございます。
 
去年は不覚にもぼーっとしている間に祝賀バーティーの御馳走がなくなっていて、
とても焦っておろおろして、しかもそれを知人に見られていたりして、悔しいやら恥ずかしいやら、踏んだり蹴ったりの僕でしたが…。
 
今年は「鬼のように食べる!」と決めていたのだ!
 
食べる!
食べる!
ひたすら食べたよ!
 
そして受賞の方々と恒例の記念撮影。
 
ああ!
僕の隣に諸星大二郎さんがっ!
 
ごちそうさまでした。

ジングルベルウウウウ!

そういえば!
 
 
某連載で自分がトナカイだったことを思い出した!
 
 
サ、サンタさんどこ!?
プププ、プレゼントください!
(俺が配るんだな、ふつー)
 
 
 
 
 

メリークリスマス!

みなさん、メリークリスマス!
川上とも子も元気になりました。もう少し待ってくださいね。
 
さてー。
この2週間ばかり、年末の強行スケジュールで、睡眠不足でフラフラです。毎日3、4時間しか寝られない。
寝ていないと何が辛いかって、思考力が鈍って考え事ができない。
 
でもでも。
土曜から月曜にかけて(誕生日なのにいいい!)、怒涛のテレビシリーズ後半、25話~39話の一挙試写を慣行!
(とは言っても、まだ作業が途中のカットが幾つかあったのだけど)
 
見えてきたよー。作業の終わりがあああ!!
 
そしてえええ!
もしかしたら、まさかまさかのサプライズニュースがあるかも!?
 
そういえばテレビシリーズ最終回の放送はクリスマスイブだったよね。
ちょっとセンチメンタル。

バースデー!

いくにぃさまへ♪
 
お誕生日おめでとうございますヾ(^▽^)ノ
 
素敵な一年になるといいですね(*^_^*)
 
夏から病気療養で
急にブログに参加出来なくて
ごめんなさいm(_ _)m
 
お断りを入れるの忘れてました(・・;)
 
Webをご覧の皆さま
いろいろご心配かけてすみませんm(_ _)m
 
それでは、
 
メリークリスマス&
ハッピーニューイヤーヽ(≧▽≦)/

 
とも蔵より(=°ω°=)

長い道のり

後編のCMを作りました。
30秒用、15秒用と二種類あります。年内にテレビ放送が始まるかも。
 
ようやくテレビシリーズの画面修正に目処が立ちました。長い道のりだったな~。
前にも書いたけど。
HDリマスターって「見えすぎて修正が大変」なのです。
昨今、ウテナに限らず、昔のフィルム作品がHDリマスターされて発売されることがありますが。
他の作品のことを書くのは何ですが、大抵が、フィルムのアナログノイズ、セル傷、ゴミ、をほったらかしにしていて、「きたないなー」という印象のものになっちゃっているのです。
昔のものだけじゃないのですよ。現在、テレビで放送中の国民的なアニメ、海の家の家族の話。あの作品は35ミリのフィルムをハイビジョンで放送しているのです(あの作品は今でもフィルムなのです)。よーく見てください。例えば、ワ○メちゃんの黒髪の中、セリフのたびに白いゴミが動いています。それです。見えすぎちゃっているのです。今の作品ですら、そうなのです。それを無くすのは大変なのですよ。
あと「画面が微かにゆれる」という現象をどうするか、というのも悩みどころです。
 
実は「アニメが映画に見える」理由のひとつに、「フィルムの粒子の動き」があります。たとえ静止画の表現であろうとも、1秒間24コマの中で、フィルムの粒子は動いているのです。そのフィルム粒子のことをフィルムグレインと言います(業界、豆知識)。
例えば。フィルム作品は、一コマづつセル画をフィルム撮影しています。アナログなので、カメラは固定していようとも微振動します。また、撮影台の上のセル画も揺れます(だって一枚ずつ、台の上で置き換えているのだから揺れますよ)。そしてテレビアニメは16ミリフィルムですから、その揺れ幅は映画などで使用している35ミリフィルムに比べ、大きいのです。
その「揺れ」や「画面のゴミ」を修正するための方法のひとつに「画面をビデオで静止させる」というやり方があります。でも、そうするとフィルムグレインも静止してしまうのです。
10年ぐらい前のデジタルアニメって「ぴたっ」と動かない画面は静止していたでしょ。あんな感じになってしまうのですよ。
それに。例えば背景が動いていたり、カメラワークがあると、静止が出来ないのです。
ビデオで静止させると本来動いているものも静止しちゃうから。その場合、1秒24コマを一コマずつ、静止させて、一コマずつ、デジタルで補正してゆくのです。
ほらあああ! 聞くだけで大変そうでしょ。
 
そんなこんなで、頑張ってますから、もう少し待ってくださいー。
それにしても、世間の年末進行のスケジュールに合わせるにクタクタですよ。みんなー正月に作業やろうよ。
 
そんなわけにはいかない。

バテバテ

やってますよ。相当バテていますが。
先日、下巻の修正済み画面を再チェックしました。前にも書いたけど下巻は大変なのです。
画面のクオリティも話数によって凄く差が有り。なぜかと言うと、スケジュールの悪かった話数は撮影でバタバタしたので、その影響が画面に出てしまっているのです。
下巻は、タイトロープなスケジュール話数ばかりなので、そういうわけで画面の補正も大変なのです。
 
それはそうと。
まだ未完成ですが、美術ボード・ミュージッククリップのラフ編集を見ました。まあ…美術ボードをBGMに乗せて次々に見られるわけですが、これはいい意味で「まったり見られます」。キャラクターがいないので、なんだか映画で言うところの「誰もいないセット」「舞台裏」を巡っているような不思議な感じがします。なぜか見ていて退屈しないんですよ。お楽しみに。

劇場もやってます

後編は、やっぱりマスターの状態のために新作する箇所が多く作業は苦戦してます。
でも、一部、レストア(修正)した画面を見せてもらったのですが、ピカピカのキレーになっていて驚きましたよ。こりゃー全部できるのが楽しみ。
 
劇場版の画像修正も。前のDVDもギリギリまで調整していたつもりだったのですが、今見ると「甘い」感じがするから、やっぱりデジタルの技術は日進月歩だね。
 
エレベーターのシーン。
溺れている女の子は樹璃です。よく質問されるので念のため。
 
枝織カーが、ハイウェイで中央分離帯にぶつかるシーン。
「本当に美しいのはこの、わた、わた、わた、わたわたわたわた…わたああ!」
ってセリフ。
収録には苦労しました。
「ひとつずつ当たるコーンに合わせて、わた、わた、って言ってもらえます?」
というオーダーに、テストではかなり苦戦していたのですが。
そこはプロ。本番、みごとにセリフを合わせて頂きました。
そんなことを作業中にふと思い出したり。

スガスガしい

ようやく39話までの画像修正の指示出しが終わりました。
おっと。
「修正作業が終わった」のではなく、「指示だしが終わった」ということですよ。
 
かはー。
 
「自分も母と一緒に行った博品館バージョンのミュージカル好きだ」とのメールとか頂きました。
ラストシーンの「ありがとう愛を」がいいよね。なんか泣ける。
最後にウテナとアンシーが“がっつり抱き合う”。アニメでもやってなかったことを思いっきりやっていて、スガスガしい(笑)。
 
後編BOXのDisc6は、全てボーナス映像で構成されています。約180分ぐらいになる予定。
蔵出ししたり、見やすく繋ぎ直したり、なかなか大変なのですよ。
 
かはー。